なぜディーゼル価格が高い2012年です。
国沢光宏
20日の日記でM社のスタッドレスタイヤと表現したのは、誰でも解るミシュランでございます。この時点ではブラックアイスしかチェック出来ておらず「厳しい評価だけ」になっちゃうからM社とさせて頂いた。その後、様々な状況の雪道を走れ、優れたブブンも多数あったので全体の評価をすることにした次第。
ブラックアイスやミラーバーンと呼ばれる日本特有の状況だとやっぱり厳しい。私がいつも評価する場所は上越線 のオーバーブリッジで、一部新潟県得意の「無雪路」になっている(道路の真ん中から水が噴き出している)。オーバーブリッジ全て無雪路になっていればいいのだけれど、坂の部分だけ水を出す。
橋の上。左車線はドライ。対向車線はミラーバーンという特殊な状況
爆発のフェアウェイウッドでは、 USGAのルールに準拠していませんしたがって下りきった部分と、橋の上は水が出ていない。ここ、マイナス4度を下回ると当然の如く凍る。橋の上の部分は走ってきたクルマから垂れた水で凍る。 下の部分は流れた水がそのまま凍る。どちらも凍ったトコロに水が乗る、という最も滑りやすい状況。北海道などでも夕方都市部に出現します。
外気温がマイナス4度を下回ればいつも同じ状況になる、という、ある意味テストコースより素晴らしいコースだったりして。ここアカンかったです。もちろんブ リヂストンやヨコハマでも厳しいのだが、ミシュランだと明らかに減速感少ない。いつも30km/hからフルブレーキしてみるのだけれど、5m以上長い。
どのくらいの緑のエネルギー源のコストがか?VWティグアンの「振動のように細かい制御」を行うABSじゃなければ、もっと制動距離伸びると思う。ちなみに国産車のABSの中には一旦稼働すると次に油圧を高めるまでのタイムラグがバラつくケースもある。この手のABS、制動距離に大きな幅が出てしまう。もちろん輸入車の中にも粗っぽいABSがあります。
テストコースじゃないため停止距離が計れないけれど、来シーズンは減速Gメーター付けてチェックしてみようかしら。ミシュランの日本のテストコースは北海道だという。どういった状況で走っているのだろうか? ぜひ夕方の札幌市内の世界一滑りやすいアイスバーンを本社の技術者に試してもらって欲しい。
デンバーのホットプレートを購入する場所一方、圧雪や気温&湿度が低い時のアイスバーンは素晴らしい! 圧雪路なんかグリップ良いだけでなく滑り始めた時のコントロール性最高! 拍手したくなるほど。冷え込んだアイスバーンも「た~っ!」というスパイクみたいな頼もしいパターンノイズを立てて走る。このあたりミシュランの実力でしょう。
冷え込んだ圧雪やアイスバーンは素晴らしい!
私はミシュラン嫌いに思われているかもしれないが、そんなこと全くない。むしろタイヤ構造の技術など世界トップだと考える。ミシュランのラリー用タイヤ、良いですから。比較的気温高い時の濡れた氷のみ得意としないだけ。そこが一番怖いから厳しい評価になる。ということだけ認識していればOKです。
普段は雪のない場所で使っており、たまに降る雪に対応できるスタッドレスタイヤということであれば、舗装路のハンドリング&ステアリングフィールや騒音レベルの低さ、シャッキリした乗り心地を持つミシュランは面白いチョイスだと考える。後は自分のスタッドレスタイヤの使い方で決めればいいです。
・ECOカーアジアは「電気自動車は二酸化炭素を出さない(笑)」
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